トルコ旅行記 第25回:エフェソス考古学博物館 [トルコ旅行]
女子プロゴルフで、飯島 茜さんが2年ぶりに優勝です。おめでとうございます。
たまたま、私が通うゴルフ練習場に茜さんも来ていまして、前に優勝したときは、大きな垂れ幕が出ていました。今回もきっと出ると思います。この練習場に来る人は、陰ながら応援している人が沢山居ると思います。
さて、今日は、エフェソス考古学博物館です。
3月18日、旅行7日目です。旅行も後半に入りました。(2010.03.12~2010.03.24)
ここには、エフェソス遺跡から発掘された約1000点が展示されています。
まずは、アルテミス像です。
大きなアルテミス像は二つありますが、一つは、アルテミス神殿に飾られていたという紀元前1世紀頃の物です。
アルテミスは、何世紀もの間、地中海沿岸地域で、崇拝されていた女神の名前です。
豊穣多産の神キベレへの信仰がきたという話もあります。
キベレは、アンカラのアナトリア文明博物館にありました。(http://terry658-2.blog.so-net.ne.jp/2010-04-03#favorite )
アルテミス神殿は、紀元前550年ごろにアケメネス朝ペルシア統治下のエフェソス(現在のトルコ)に完成した、アルテミスを奉った神殿です。世界7不思議の一つにもなっています。ウィキペディアによると、
アルテミス神殿は、リディアのクロイソス王によって始められた、120年に及ぶ大事業であった。世界の七不思議のリストの編纂者であるシドンのアンティパトレスは次のように表現している。
私は戦車が通りうるほど広いバビロンの城壁を見、アルペイオス河畔のゼウス像を見た。空中庭園も、ヘリオスの巨像も、多くの人々の労働の結集たる大ピラミッドも、はたまたマウソロスの巨大な霊廟も見た。しかし、アルテミスの宮がはるか雲を突いてそびえているのを見たとき、その他の驚きはすっかり霞んでしまった。私は言った、「見よ、オリンポスを別にすれば、かつて日の下にこれほどのものはなかった」
「ある男が、最も美しい建造物を破壊することで自分の名前を世界中に広めようと、エフェソスのアルテミス神殿に放火する計画を考えた」 出典: Valerius Maximus, VIII.14.ext.5
事件に憤慨したエフェソスの人々は、ヘロストラトスの名前を決して残さないことを共同決定した(ストラボンが後にこの名を書きとめたため、現在我々がその名を知ることとなった)。そして、彼らは、以前よりもはるかに立派な神殿を造ろうと考えた。
まさにこの事件と同じ夜、アレキサンダー大王は生まれた。プルタルコスは、アルテミスはアレキサンダーの出産のことで頭がいっぱいで、燃えている神殿を救えなかったと表現している。アレキサンダーは後に神殿の再建費用を支払うと申し出たが、エフェソスの人々がこれを拒否した。神が別の神を称えるのは適当ではないという返事だったと伝えられている。結局、アレキサンダーの死後の紀元前323年に神殿は再建された。
ローマ皇帝ガリエヌスの治世の262年、再建された神殿は、ゴート人の襲撃の中で略奪・破壊された。「ゴート人の指導者たちは、船を操り、ヘレスポント海峡(現在のダーダネルス海峡)を越えてアジアにやってきた。多くの都市が破壊され、有名なアルテミス神殿に火をつけた」(Jordanes in Gtica:xx.107)と伝えられている。
それから200年の間に、エフェソスの人々の大多数はキリスト教に改宗し、アルテミス神殿はその魅力を失った。こうして、キリスト教徒によって神殿は完全に破壊されてしまった。その残骸の石は他の建物に使われ、神殿の跡地にはキリスト教の教会が建った。
世界の7不思議の中でも、ぬきんでて、すばらしい神殿だったそうですね。是非見たかったのですが、今や、柱が一本しか残っていません。
アルテミス神殿の模型です。
もう一つのアルテミス像は、これです。紀元前2世紀頃の作のようです。
二つのアルテミスの像の胸に着いているのは、乳房とも、牛の睾丸とも言われており、豊穣の象徴です。
これは、象牙の像です。
剣闘士の像です。
ゼウスの頭像です。
ビーナス像です。
ミロのビーナスより、美しい気がします。
こういう女神像もありました。
どこかで、絵に描かれていた気がしますがーー。
エロス像です。
僧の像です。
ソクラテスの部屋です。
ガラスのお盆です。AD2世紀頃の作です。
こういうのもあります。
いかがわしいものではなく、豊穣、繁殖を願った物だそうです。日本の古い神社のほこらにも、大きな男性のものが飾ってあるところが、ありますね。同じ事なんでしょうね。
この考古学博物館の近くにアルテミス神殿の遺跡があります。これです。
残っているのは、柱1本です。
この柱の上にコウノトリが巣を作っていました。
パムッカレからエフェソスへ移動するバスの景色などを紹介した動画です。
考古学博物館の動画もどうぞ。
エフェソス考古学博物館の場所はここです。
テリーの部屋 Part 1 はこちらです。http://terry658.blog.so-net.ne.jp/
たまたま、私が通うゴルフ練習場に茜さんも来ていまして、前に優勝したときは、大きな垂れ幕が出ていました。今回もきっと出ると思います。この練習場に来る人は、陰ながら応援している人が沢山居ると思います。
さて、今日は、エフェソス考古学博物館です。
3月18日、旅行7日目です。旅行も後半に入りました。(2010.03.12~2010.03.24)
ここには、エフェソス遺跡から発掘された約1000点が展示されています。
まずは、アルテミス像です。
大きなアルテミス像は二つありますが、一つは、アルテミス神殿に飾られていたという紀元前1世紀頃の物です。
アルテミスは、何世紀もの間、地中海沿岸地域で、崇拝されていた女神の名前です。
豊穣多産の神キベレへの信仰がきたという話もあります。
キベレは、アンカラのアナトリア文明博物館にありました。(http://terry658-2.blog.so-net.ne.jp/2010-04-03#favorite )
アルテミス神殿は、紀元前550年ごろにアケメネス朝ペルシア統治下のエフェソス(現在のトルコ)に完成した、アルテミスを奉った神殿です。世界7不思議の一つにもなっています。ウィキペディアによると、
アルテミス神殿は、リディアのクロイソス王によって始められた、120年に及ぶ大事業であった。世界の七不思議のリストの編纂者であるシドンのアンティパトレスは次のように表現している。
私は戦車が通りうるほど広いバビロンの城壁を見、アルペイオス河畔のゼウス像を見た。空中庭園も、ヘリオスの巨像も、多くの人々の労働の結集たる大ピラミッドも、はたまたマウソロスの巨大な霊廟も見た。しかし、アルテミスの宮がはるか雲を突いてそびえているのを見たとき、その他の驚きはすっかり霞んでしまった。私は言った、「見よ、オリンポスを別にすれば、かつて日の下にこれほどのものはなかった」
「ある男が、最も美しい建造物を破壊することで自分の名前を世界中に広めようと、エフェソスのアルテミス神殿に放火する計画を考えた」 出典: Valerius Maximus, VIII.14.ext.5
事件に憤慨したエフェソスの人々は、ヘロストラトスの名前を決して残さないことを共同決定した(ストラボンが後にこの名を書きとめたため、現在我々がその名を知ることとなった)。そして、彼らは、以前よりもはるかに立派な神殿を造ろうと考えた。
まさにこの事件と同じ夜、アレキサンダー大王は生まれた。プルタルコスは、アルテミスはアレキサンダーの出産のことで頭がいっぱいで、燃えている神殿を救えなかったと表現している。アレキサンダーは後に神殿の再建費用を支払うと申し出たが、エフェソスの人々がこれを拒否した。神が別の神を称えるのは適当ではないという返事だったと伝えられている。結局、アレキサンダーの死後の紀元前323年に神殿は再建された。
ローマ皇帝ガリエヌスの治世の262年、再建された神殿は、ゴート人の襲撃の中で略奪・破壊された。「ゴート人の指導者たちは、船を操り、ヘレスポント海峡(現在のダーダネルス海峡)を越えてアジアにやってきた。多くの都市が破壊され、有名なアルテミス神殿に火をつけた」(Jordanes in Gtica:xx.107)と伝えられている。
それから200年の間に、エフェソスの人々の大多数はキリスト教に改宗し、アルテミス神殿はその魅力を失った。こうして、キリスト教徒によって神殿は完全に破壊されてしまった。その残骸の石は他の建物に使われ、神殿の跡地にはキリスト教の教会が建った。
世界の7不思議の中でも、ぬきんでて、すばらしい神殿だったそうですね。是非見たかったのですが、今や、柱が一本しか残っていません。
アルテミス神殿の模型です。
もう一つのアルテミス像は、これです。紀元前2世紀頃の作のようです。
二つのアルテミスの像の胸に着いているのは、乳房とも、牛の睾丸とも言われており、豊穣の象徴です。
これは、象牙の像です。
剣闘士の像です。
ゼウスの頭像です。
ビーナス像です。
ミロのビーナスより、美しい気がします。
こういう女神像もありました。
どこかで、絵に描かれていた気がしますがーー。
エロス像です。
僧の像です。
ソクラテスの部屋です。
ガラスのお盆です。AD2世紀頃の作です。
こういうのもあります。
いかがわしいものではなく、豊穣、繁殖を願った物だそうです。日本の古い神社のほこらにも、大きな男性のものが飾ってあるところが、ありますね。同じ事なんでしょうね。
この考古学博物館の近くにアルテミス神殿の遺跡があります。これです。
残っているのは、柱1本です。
この柱の上にコウノトリが巣を作っていました。
パムッカレからエフェソスへ移動するバスの景色などを紹介した動画です。
考古学博物館の動画もどうぞ。
エフェソス考古学博物館の場所はここです。
テリーの部屋 Part 1 はこちらです。http://terry658.blog.so-net.ne.jp/
歴史があるものばかり。
アルテミス神殿の模型がすばらしい。
by green_blue_sky (2010-06-15 00:07)
おはようございます。
トルコは是非行きたいところです。
by BPノスタルジックカーショー (2010-06-15 05:17)
トルコ・・・なんだかとっても行きたくなっております^^;
by お茶屋 (2010-06-15 09:56)
ご無沙汰です。
石で作ってあるものは、長い間形を保つんですね。
by penny (2010-06-15 16:08)
こんばんは、色々なお写真を拝見して凄くトルコの歴史に
感服しました。至極いい勉強に為ります。有り難う。
by 吉之輔 (2010-06-15 19:54)
僕なんかのブログにご訪問&niee!ありがとうございました^^
by 銀四郎 (2010-06-15 19:57)
トルコは日本びいきの国ですね。
by SilverMac (2010-06-15 19:57)
歴史を感じさせる写真ですね。
by mamii (2010-06-15 22:06)
ビーナス像がやはり良いですねー。
理想的な身体のバランス(胴体しかないけど)なんではないでしょうか。^^
くびれも胸もこのくらいが美しいです。
by ジョルノ飛曹長 (2010-06-16 00:50)
現地に行かれた方ならでは、良いもの見せていただきました。
娘たち、何を見てきたんだろ。
話の端っこにも聞いたことありません。
by emu310 (2010-06-16 05:54)
エフェソス考古学博物館は見てきましたが殆ど忘れてます。
by 旅爺さん (2010-06-16 06:54)
こうして拝見すると、ますます行ってみたくなりますね~
by めぎ (2010-06-16 07:49)
green_blue_skyさん
ナイス&コメントありがとうございます。
BPノスタルジックカーショー さん
旅行前に、思っていたより、すばらしいところでした。
お茶屋 さん
フランスやイタリアも良いですが、トルコの歴史的な遺産はすごいですね。
pennyさん
日本の木の文化に比べて、石の文化はすごいですね。
吉之輔さん
ナイス&コメントありがとうございます。
銀四郎さん
これからも、よろしく、お願いします。
ナイス&コメントありがとうございます。
SilverMac さん
トルコの人たちは、親日的な人が多いですね。
mamiさん
ナイス&コメントありがとうございます。
この博物館で、もう少し、時間があれば、良かったです。
ジョルノ飛曹長さん
このビーナス像、すごく、プロポーションが良くて、気に入りました。
ナイス&コメントありがとうございます。
emu310さん
ナイス&コメントありがとうございます。
旅爺さん
ナイス&コメントありがとうございます。
めぎさん
ナイス&コメントありがとうございます。
by テリー (2010-06-16 09:11)
日本にもあちこちに負けそうなのがありますね^^;
by Baldhead1010 (2010-06-17 05:21)
逞しい小人ですなぁ・・・^^;
by たいへー (2010-06-17 08:01)
ブルーのお盆が
素敵ですね。
by こうちゃん (2010-06-17 23:28)
こんばんは。
紀元前の地中海地方の文明は観る価値が有りますね。
by としぽ (2010-06-18 23:11)
これは見応えがある博物館ですね。
あの胸の周りは膀胱?
かなりインパクトあります。
最後の男性ならみんな羨ましがる像は
良く考えたらあんなに大きかったら生活に困ります(笑)
by 響 (2010-06-19 17:54)
Baldhead1010さん
そうですね。日本のものは、結構リアルで、大きくて、こちらが、恥ずかしいのに、女性が意外と、平気なんですよね。
たいへーさん
おもしろいですよね。
昔は、きっと、繁殖が大変、重要だったのでしょうね。
こうちゃん
こんな、古い時代にきれいな、ガラスの盆があったのは、すごいですね。
としぽさん
トルコの遺跡は、すごいですね。
響さん
胸の周りのは、乳房とか、牛の睾丸とか、説があります。ガイドさんは、睾丸と言っていましたが、まあ、繁殖の象徴ですね。
おもしろいコメント、ありがとうございます。
by テリー (2010-06-20 12:28)
こんばんは^^
日本の古さとは比較になりませんね~
よくそう言うものが残っていましたね~それも美しいまま。
by mimimomo (2010-06-20 19:35)
トルコ、やっぱり、いいデスネ^^
まだ行った事がないから行ってみたいです。
飛行機は怖くて無理なので、お船で・・^^
by つなみ (2010-06-21 13:26)
こんばんは~~~
文化財が沢山残ってますね、歴史が物語っているようです。
良い物を沢山ご覧になられて、良かったですね。
by せつこ (2010-06-23 22:49)
mimimomo さん
日本も結構古いのが残っていますが、やっぱり、トルコには、負けますね。
つなみさん
お船も、いいですが、お値段がちょっと。大変です。
せつこさん
そうです。考古学にすごく、興味がわきました。
by テリー (2010-06-24 23:03)