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八ヶ岳足慣らし登山 その2 [山・自然]

翌朝、晴れるのを期待して、日の出が4時40分ですので、目覚ましを4時にセットしました。

晴れれば、外に出て、撮影できるように、ショルダーバックに、デジイチ、交換レンズ、メモリー、

スペア電池、コンデジなどを入れて、準備をしておきます。

泊まった部屋は、2人の個室を一人での使用です。個室は、3人部屋が多くあり、全部で37部屋ある

ようです。

個室棟の端に、談話室があり、ここからも、ご来光を見ることができるようです。

私の部屋が、談話室のすぐ傍にあったわけではないのですが、談話室の話し声が、聞こえてきます。

まあ、久しぶりに、仲間で山に登ったので、つもる話もあるのかもしれません。なにかと、大きな声で、

話し合っています。

翌日、早く起きるつもりで、折角、早く眠ろうと、思って、早い時間に床に就きましたが、結局9時過ぎまで、

眠れなかったようです。準備していた耳栓は少し、役に立った感じです。

また、少し、肌寒い感じでしたので、隣の毛布を借りて、かけました。相部屋なら、一人100W位の熱源

があるわけですから、寒いということはなかったと思います。

個室の敷布団、掛布団、毛布、枕は、普通の山小屋の相部屋のそれらよりは、きれいで、清潔な感じです。

相部屋の布団は、毎回、干すわけではないでしょうから、どうしても、少し、湿った感じがする時が

あります。

うとうとしているうちに、朝4時となり、携帯電話にセットした目覚ましが、なりだします。あわてて、

オフにして、外を見ると、相変わらず、ガスの中です。雨も降っています。

やむなく、もう30分、横になっていて4時半から準備です。

5時ごろ、朝食の準備ができたと放送があり、前日もらったコップをもって、食堂に移動です。

朝食も夕食と同じようにバイキングです。

いつもは、小屋で朝食は、2杯か3杯食べますが、今回は、1杯のみ。おかずが多いので、

ご飯は、少し、セーブ気味です。

朝、テレビで天気予報をやっていました。長野県茅野市は、9時前後は曇りですが、それ以外は

雨の予報で、しかも、大雨、土砂崩れ注意報まで、出ていました。

大雨が降ったとき、ヤマノコ村の駐車場が少し、心配になりました。自分が止めた場所の後ろが、

かなり、下がっているので、大雨が降って土が流されると、車も流されるのではという心配が

出てきました。

さて、この日のコースを決める必要があります。

赤岳山頂を経て、文三郎尾根を行者小屋にむかうか、カメラと水だけをショルダーバックに入れて、

赤岳山頂を往復し、横岳、硫黄岳を縦走して、赤岳鉱泉に下りて、北沢を通って、やまのこ村にもどる。

順調にいけば7―8時間です。当初計画は、この案に近い案でしたが、昨日濡れた衣服類が全く

乾いておらず、荷物の重さも2kg以上は増えている感じで、合計は、15Kgを超えていると思われます。

この重さを担いでいくのは、かなりきつそう。

着替えがあり、翌日、天気が良くなるのなら、硫黄山荘で、もう一泊してもいいのですが、

着替えもなく、翌日の天気も、雨の予報なので、硫黄山荘で、もう1泊するのは、ダメ。

友人に三叉峰のお花畑にウルップソウやコマクサなどが咲いていたと教えてもらっていたので、

そこをせめて、往復しようかとも思いました。

小屋の人が、花なら、小屋の周りにも咲いていると教えてくれました。

この雨の中、三叉峠に行っても、きれいな写真を撮影するのは、無理ではという判断と、

駐車した車の不安と、もっと雨が降って、昨日よりも沢がもっと増水していたら、

渡渉できなくなるのではという不安もかなりありました。

ということで、結局、もったいないですが、

小屋の周りで、写真を撮影して、登って来た道を、すなわち、地蔵尾根を下りることにしました。

かなり、急ですが、鎖、梯子がしっかりしていますし、知っている道を引き返すのが一番安全です。

01-DSC03480me.jpg

↑山は、ほとんど見えませんね。

せめて、赤岳展望荘の記念写真です。

02-DSC03483me.jpg

01: ウルップソウです。

03-DSC03492me.jpg

02: 昨日の登りにもありましたが、ミヤマシオガマです。

04-DSC03491me.jpg

03: コマクサです。

05-IMG_0414meコマクサ.jpg

06-IMG_0420me.jpg

↑ひもが張ってあって、近づけません。

04:これは、何でしょうか? ホソバイワベンケイ です。(mimimomo さんありがとうございます。)

07-DSC03499me.jpg

05: これは、キスミレでしょうか? キバノコマノツメ という黄色のスミレです。(mimimomo さん、ありがとうございます。)

08-DSC03463me.jpg

06:これは、黒い花の蕾のようにも見えますが、何でしょうか?  ノアザミのつぼみのようです。(はるかさんコメントありがとうございます。)

09-DSC03489me.jpg

07:このお花は、何でしょうか? ミヤマダイコンソウ です。 (g_g さん、ありがとうございます。)

10-DSC03501me.jpg

岩影が少し、見えましたので、撮影です。

11-DSC03497me.jpg

30分くらい、小屋周辺で、写真撮影をして、7時半ごろ、出発です。

雨がかなり強く降っていますので、防水性のないカメラでは、撮影しない方が無難です。

鎖場、梯子場に入る前で、ストックは、短くして、ザックに取り付けて、両手が使えるようにします。

前日歩いた道なので、勝手がわかっており、安心して下りて行けます。

とはいえ、梯子では、一歩、一歩慎重に下りました。

8時40分ごろ、行者小屋に到着です。やはり、下りの方が、楽ですね。

12-DSC03504me.jpg

ここで、ホットミルクを飲んで、出発です。
南沢を登ってくる人がいましたので、途中の沢が増水で、渡渉できなっていることは、なさそうです。
しばらく行くと、前日よりも沢の水が引いているのがわかり、一安心です。
さらに、前日、小川状態になっていた山道も、すっかり、水が引いています。
増水も早いですが、水の引き方も早いですね。

08:これは、何でしょうか? ゴゼンタチバナ です。 (mimimomo さん、ありがとうございます。)

13-DSC03459me.jpg

09: ヤマノオダマキです。

14-DSC03453meヤマノオダマキ.jpg

10:ギンリョウソウです。

15-DSC03511meギンリョウソウ.jpg

11:これは、何でしょうか?

16-DSC03519me.jpg

支流の水も少し、水量が多いですが、昨日のような泥の色をした流れではありません。

17-DSC03506me.jpg

18-DSC03509me.jpg

11時45分にやまのこ村に到着です。

19-DSC03530me.jpg

↑車も流されずに無事でした。

ここで、まずは、アイスクリームを食べて、一休みです。

20-DSC03532me.jpg

まだ、早いので、途中、日帰り温泉によって変えることにしました。

今回は、玉宮温泉、望丘の湯に寄りました。

まずは、昼食です。

ざるそばです。

21-DSC03535me.jpg


露天風呂はありませんが、外の景色が見えるように特殊コーティングをしたガラスの窓があり、

天気が良ければ、周囲の山の眺めを楽しむことができます。

22-DSC03537me.jpg

2時10分頃、ここを出て、高井戸近辺で、少し、渋滞がありましたが、4時50分ごろ自宅に戻りました。



赤岳展望荘からやまのこ村への軌跡は、次の通りです。


今回、本格的な雨の中、カメラが防水でないために、撮影できませんでしたので、

軽量防水カメラの購入を検討することにしました。


テリーの部屋 Part 1 はこちらです。http://terry658.blog.so-net.ne.jp/


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コメント 15

mimimomo

こんばんは^^
かなり雨に祟られたような山行でしたね。
しかしそれも一つの訓練ではありますね^^ 昨年、わたくしはそんな訓練を
させられました(__; 
お花の名前は 04がホソバイワベンケイではないかと思います。
05は キバノコマノツメでしょう。  06はちょっと難しいです。キク科のトウヒレン系《ヒゴダイなど》かしら~と言う程度。
07は分からないです。08はゴゼンタチバナです。
最後のは雨に打たれてはっきり見えないです。
by mimimomo (2012-07-27 20:00) 

テリー

mimimomo さん
いつも、お花の名前、ありがとうございます。
修正します。
山登り、時には、雨に打たれて、修行しないといけませんね。
修行と思えば、たいしたことではないですね。

by テリー (2012-07-27 22:08) 

Silvermac

アメニモマケズ、ですね。
by Silvermac (2012-07-28 06:24) 

旅爺さん

写真を見てると昔散々行った山々が恋しいです。
雨や霧でもその時しか見られない風景もありますね。
爺は今オリンピックの開会式見ています
by 旅爺さん (2012-07-28 07:11) 

袋田の住職

コマクサ、良いですね!
by 袋田の住職 (2012-07-28 07:22) 

たいへー

一歩間違えれば、命がけですねー。^^;
by たいへー (2012-07-28 07:51) 

g_g

折角の花も雨で写真も満足に撮れなかったようで残念でしたね。
7はミヤマダイコンソウです、11は雨に打たれていて
よく分からないですが、カラマツソウ関係かな?(葉の
写真があるといいのですが)
by g_g (2012-07-28 08:04) 

駅員3

いいですねぇ・・・
山の清廉な空気が写真からあふれ出てきました。
by 駅員3 (2012-07-28 12:26) 

achami

雨の中、お疲れまでした!
とにかく無事の下山、良かったです。
by achami (2012-07-28 12:38) 

はるか

雨の中大変でしたね。
それでもたくさんの花が歓迎してくれましたね。
ヤマオダマキ、この色かわいいです。

6はノアザミのつぼみではないでしょうか?

水々しい花たちを見せていただき、夏山に行きたくなりました。

by はるか (2012-07-28 15:55) 

よしころん

雨とガスの中お疲れ様でした。
次回はきっと晴れますね^^v
by よしころん (2012-07-28 16:31) 

テリー

Silvermac さん
山登りに雨降りは、つきものですから、これにも、しっかり対応できるようにhしておかないといけませんね。

旅爺さん
雨や霧でも、岩とか、登山道は、写真になることが多いのですが、今回は、カメラが防水でないために、あきらめました。
次回は、防水仕様の軽量コンデジを追加します。

袋田の住職さん
コマクサ、もう少し、近づいて、アップで、撮影できればよかったのですが、小屋周辺に、ひもで、立ち入り禁止の表示があり、
遠くからの写真になり、ちょっと残念でした。

たいへー さん
八ヶ岳のこのコースで、滑落して死ぬ人は、少ないと思いますが、同じ時期、北穂高岳を下山中に滑落して死んだ人がいて、ワイフが、心配していました。(2年前に北穂高を登りました。)

g_g さん
7は、ミヤマダイコンソウですね。ありがとうございます。本文修正します。
11、葉っぱがよくわかるように撮影すべきでしたね。次回から、気を付けます。

駅員3 さん
雨降りでしたが、マイナスイオンがいっぱいで、気もしの良い山行でした。

achamiさん
ありがとうございます。
とにかく、下まで、無事に帰ってくるということが一番大切ですね。
次回は、天気がいい時を狙います。

はるかさん
6、のアザミの蕾ですか、そうかもしれませんね。
コメントありがとうございます。

よしころんさん
ありがとうございます。
次回は、東北遠征(月山、鳥海山)です。明後日から予定しています。
天気予報はよさそうですが、晴れるのを期待しています。
by テリー (2012-07-28 17:40) 

nousagi

生憎の雨でしたね。
山小屋の朝の食事がバーベキュー?
胃がびっくりしそうです。
by nousagi (2012-07-28 23:45) 

テリー

nousagi さん
バイキングの誤記でした。
雨は、トレーニングと思って、登りました。お花の写真をきれいに撮れずに、残念でした。


by テリー (2012-07-29 13:50) 

OJJ

沢山の花がきれいですね~
ガラガラの道だけに大雨は厳しい感じです。8月末で検討中!
by OJJ (2012-07-29 21:59) 

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