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エジプト旅行No49 アブシンベル神殿 光の奇跡見物 (2月22日撮影) [エジプト旅行]

ラムセス2世は、新王国第19王朝のファラオで、24歳で、即位し、66年統治し、90才で、没したと言われています。(年代には、諸説あるようです)古代エジプトの平均寿命が35~40歳と比べると大変な長寿でした。
第1王妃ネフェルタリの他に、43人の王妃、側室を持ち、200人近くの子供を作ったそうです。
身長は、183cmで、彼専用の強弓は、誰も、引けなかったそうです。
治世第5年の紀元前1286年に、総勢2万人の兵を率いて、カディッシュの戦いに親征し、ヒッタイトと戦った。エジプトは、偽情報で、有力な軍団を壊滅させられるなど、苦戦をしたが、ラムセス2世の武勇で、勝利を収めた。この時の勝利のレリーフが、アブシンベル大神殿の壁に描かれています。
そして、彼が造ったアブシンベル大神殿の至聖所の3つの彫像には、彼が生まれた日(2月21日)、王に即位した日(10月21日)に、太陽の日が、さして、赤く輝きます。これを光の奇跡(ラムセス・デイ)と言われています。アブシンベル神殿、移転後は、1日づれて、それぞれ、2月22日、10月22日になっています。


前置きは、これ位にして、2月21日、夕方6時頃から50分くらい、アブシンベル神殿で、音と光のショーを見て、再度、ホテルに戻り、夕食です。夕食は、少し前のブログで、この日の食事と言うことで、一緒に紹介しました。
夕食後、2-3時間、仮眠して、真夜中、12時頃、ホテル出発です。
その日の予定は、紙に書いて、渡されていましたが、2月22日の日の出を、アブシンベル大神殿の中、至聖所の4体の彫像の内の3体に、光が当たるのを、見るためには、早め早めに、スケジュールが、変わっていきました。
本当言うと、その光が当たる瞬間は、見ても見なくても、良かったのですが、――。

真夜中1時頃、ホテルを出発。

アブシンベル神殿の駐車場につくまでに、渋滞で、何度かストップ。
途中で、歩き始めます。
歩行も、途中で、ストップをかけられます。
解除されると、後ろの中国人グループが、割り込んできます。
次にストップをかけられた場所で、中国人グループの一人が、自分たちが追い抜いたから、先だと主張します。結局、彼らのグループの現地ガイドがしっかりしていて、追い抜いても駄目、後ろにつきなさいと、たしなめると、一体、誰がそんなルールを作ったのだと、くってかかります。現地ガイド曰く、「私が、作ったルールです」と毅然と言って、はねのけました。その場は、ぎゃふんと言う感じで、引き下がりました。
アブシンベル大神殿に入るまで、半ば、競争のような感じです。
アブシンベル大神殿に入って、5時間近く、日本から持ってきた、100円ショップで、購入した折りたたみ椅子に座って、延々と待ちます。
こんなに、苦労して待っているのですが、日の出の直前に、観光大臣その他、政府の偉い人数人が、入って、一番いい場所を占めます。
ツアコンさん、現地ガイドさんも、毎年のこととは、言え、これには、頭にきていました。

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