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奥穂高岳登山 その3 [山・自然]

サブザックに、カメラ、水、非常食、ミニ三脚、電池・メディアの予備を入れて出発です。
(12:30)
奥穂高の登り口での撮影を忘れましたので、翌日の27日の朝に撮影したものを使用します。
01-IMG_1407me.jpg

40数年間に登った時に、この登り口から撮影した奥穂高が、壁のような感じで、三角形の形で、覆いかぶさってくる感じが忘れられません。この写真を見ると、崩れてきそうな感じで、少し、不気味です。
そして、梯子の登り。40数年前は、梯子の登りは、まだ、慣れていないために、梯子がひっくり返ったら、どうしようなんて、不安も感じました。今は、梯子は、しっかり、固定されていると確信(??)していますので、怖さは、ありません。(梯子を信用できないと、登ることもできないし、下ることもできませんね。まあ、無理に信用しようと努めています。)
この写真は、翌日、涸沢岳から下りるときに奥穂高の登り初めの部分を撮影したものです。
03-DSC05413me奥穂高への登り.jpg


人がわかりますか?
すこし、アップします。
04-奥穂高への登りー梯子場.jpg

ここに来たことがない人は、すごいところを登っていると思われるでしょうが、実際に登っていると、恐怖感は、ありません。
でも、バランス感覚は、よくありませんでした。睡眠不足のせい、あるいは、寝付かれないので、飲んだ睡眠導入剤のせいか、わずかですが、平衡感覚に違和感がありました。梯子を上るので、ストックは、置いてきたのですが、梯子を過ぎれば、ストックがあった方が、安心して、歩けたのですがーー。
少し、登ると、見晴らしがいいです。
05-DSC05276me.jpg

↑念願の槍ヶ岳が見えます。

アップします。
06-DSC05278me.jpg

槍の左の山は、涸沢岳です。登山道を登ってゆく人も見えます。
さらに、奥穂頂上を目指して歩いて行きます。
大分、ふらつく感じがなくなってきました。
07-DSC05285me.jpg
↑その丸印を越えれば、もう少しかな。

ジャンダルムが見えてきました。
08-DSC05286meジャンダルム.jpg

笠が岳です。
09-DSC05287me笠ケ岳.jpg

槍がよく見えます。
10-DSC05294me奥穂から槍.jpg

奥穂高岳(3190m ) の頂上に到着です。(13:22)

やはり、記念撮影です。近くの人にお願いしました。
11-DSC05295me奥穂頂上.jpg

お昼過ぎまで、雲が、ほとんどなく、しかも、霞もあまりなく、遠くまで、眺望できるのは、めったにありません。
まずは、鑓を中心として、撮影です。
左から、涸沢岳、槍、北穂高岳です。
12-IMG_1292涸沢岳・槍・北穂me.jpg

御嶽山、乗鞍岳です。
13-IMG_1300me御嶽山・乗鞍山.jpg

針の木岳、白馬岳、五竜岳、鹿島槍岳です。
14-IMG_1312me針ノ木・白馬・五竜・鹿島槍.jpg

富士山(3776m)、甲斐駒ケ岳(2967m)、鳳凰山(2840m)、北岳(3192m)、仙丈岳(3033m)などです。
15-IMG_1326me富士山・甲斐駒・鳳凰・北・仙丈.jpg

少しアップです。

15x-IMG_1327me.jpg

槍周辺を少しアップです。
16-IMG_1318me.jpg

もう少し、アップします。
左から、立山、剣岳が見えます。
17-IMG_1344me立山・剣・槍.jpg

さすがに、2時近くなってくると、時々、ジャンダルムが、ガスで、覆われます。ガスは、しばらくすると、吹き払われます。
18-IMG_1324meジャンダルム.jpg


奥穂高岳頂上からの眺望は、動画でも、お楽しみください。
http://youtu.be/3tETxS-4Gcg





いつまで、見ていても、見飽きませんが、そろそろ、下山です。できれば、今日、天気がいいときに、涸沢岳にも登っておきたいので、3時くらいまでに、穂高山荘に到着したい。
19-DSC05311me下山.jpg

無事、穂高山荘に到着です。(15:02)

この時間なら、まだ、涸沢岳往復できます。
とりあえず、荷物を自分の部屋に運び、トイレに行って、天気予報を確認すると、明日も天気がよさそうです。なら、急いで、涸沢岳に登らず、本日は、ビールでも飲んでゆっくり、眺望を楽しもうということにしました。(こういう時、一人の山行は、気楽です。どんどん、計画変更できます。)
天気が、いいので、このまま、急いで、下りて帰るのももったいないので、もう1泊、涸沢ヒュッテか、横尾山荘で泊まることにしました。その旨、パートナーにメールで、送信です。ドコモの携帯なら、文句なく、つながります。

さあ、ビールで山に乾杯です。今日は、よく歩きましたので、500ml 缶(800円)です。
(生ビールは、ありません。)
20-DSC05330me.jpg

前の山は、常念岳、蝶ケ岳などです。
カシミール3Dの立体図の山と照らし合わせて、名前を確認したところ、こういう感じです。
21-IMG_1353穂高山荘の前の山.jpg

蝶ケ岳の頂上には、山小屋があります。
22-IMG_1359me蝶が岳の小屋.jpg

今回、蝶ケ岳に登るという案もありました。
それは、来年かな。
5時から夕食です。
23-DSC05334me夕食.jpg

夕食が終わると、夕日の撮影です。
24-IMG_1369夕日me.jpg

25-IMG_1383me.jpg

26-IMG_1394me.jpg

夕日については、動画も載せておきます。
http://youtu.be/dBo3y3eYJI4



夕日の撮影が終わって、談話室で、ゆっくりしていると、前日、涸沢ヒュッテで、一緒だった人もいました。
その人は、涸沢ヒュッテから、北穂高岳、涸沢岳を登って、穂高山荘に来て、次の日は、奥穂高岳、前穂高岳に登って、岳沢に下りる予定の長野県の人です。
そのひとの話だと、午前中に涸沢岳への登山路で、女性が滑落し、ヘリコプターが来て、医者を一旦おろして、女性を診て、女性を、ビニールシートで、覆って、ヘリコプターで、運んで行ったとのこと。100m位は、落下ししていたどうです。そこは、危険な個所ではなく、ほとんど、平らな場所だったそうです。

この滑落については、小屋の前で、ビールを飲んでいたら、別の人は、4人滑落し、一人死亡という話をしていました。4人一度に滑落するのは、縄で、結んで歩いていない限り、可能性は、少ないようです。
最初の人は、落下した人のザックや人を見ているので、こちらの方が正しいのでしょう。

一昨年、北穂高岳に登り、下山した翌日、地元のカメラマンが、同じコースを下山中に、滑落して、死亡した事故があり、さらに、40数年前に、初めて、奥穂高岳に登った時も、涸沢岳で、滑落事故がありました。

毎年、何件か発生しているようです。(今年、5件目位でしょうか。)

75歳の方も、時間をかけて、登ってきて、到着していました。
この方は、ここで、2泊して、奥穂高、前穂高に登るとのことでした。


この続きは、次回です。


テリーの部屋 Part 1 はこちらです。http://terry658.blog.so-net.ne.jp/

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コメント 30

お茶屋

こ、こんなにすごい斜面を!!
すごいです><!
by お茶屋 (2012-10-04 12:11) 

Silvermac

撮影しながらの登頂、すごいですね。
by Silvermac (2012-10-04 15:26) 

青い鳥

やはり凄い所を登っていらっしゃると感心するばかりです。
滑落の話を伺うと、とても怖くて「私には山は無理」と思ってしまいます。
75歳でもこんな大変な所に登られるのですか・・・・。
きっとテリー様も同じ道を辿られるのでしょうね。
(お返事)道の駅以外は何もない所ですので、風和里を訪れる方は
      あくまでも道の駅が目的でお出かけなのだろうと思います。

by 青い鳥 (2012-10-04 19:06) 

山子路爺

奥穂高岳良いですよねぇ。
又行きたいな。

by 山子路爺 (2012-10-04 19:24) 

テリー

お茶屋さん
斜面には、初め、怖くても、すぐに慣れてしまいます。
でも、慎重にいかないと、大変です。

Silvermacさん
ナイス&コメントありがとうございます。

青い鳥さん
75歳以上の高齢の方、結構、登っています。
私も、できれば、75歳以上まで、登りたいものです。

お返事、ありがとうございました。

山子路爺さん
奥穂高岳、北穂高岳は、人を引き付ける魅力がありますね。


by テリー (2012-10-04 22:26) 

おど

ガスが上る前に登られたようで、良かったですね。 岩場も慣れの問題なので、初めの内はコワゴワでもすぐに肝が据わりますね。(笑)

by おど (2012-10-04 22:40) 

花火師

普通に撮影とかしてますが、結構な傾斜だし凄く歩きづらそうですが・・・
なかなかタフですね
by 花火師 (2012-10-04 22:58) 

せつこ

どの写真も綺麗に撮れて・・・夕陽も素晴らしいですね。
岩山もどれだけの人が登るのか分かりませんが、岩もだんだん削られて登山道が分かりますね。
滑落・・・下りは怖いです。
by せつこ (2012-10-05 01:58) 

Baldhead1010

バランスを崩すと一巻の終わりですね。
by Baldhead1010 (2012-10-05 04:09) 

ciscokid

すごい所に挑戦されているのですね。
やはり日頃から足腰を鍛えられているから出来るのでしょうね。
私は今回登山に始めてストックを持っていきましたが重い荷物を
背負っているとバランスをとるのに大変役立ちました。これからは毎回
持って行こうと思います。
by ciscokid (2012-10-05 06:47) 

hrd

とても充実された山行ですね^^
あの梯子は僕には登れそうもないです。
by hrd (2012-10-05 09:17) 

テリー

おどさん
お昼過ぎまで、遠くまで、眺望がきいて、大変ラッキーでした。
こういう絶景を見ると山登りは、やめられませんね。

花火師さん
3000m を超える山の頂上付近は、そう、楽ではありませんが、写真で見た感じほど、危険ではありません。
もしろん、足を踏み外すと、大けがすると思います。

せつこさん
登山道は、○とか、矢印がつけられていて、います。7月、8月、10月初め(紅葉シーズン)は、膨大な数の人が通ると思います。
確かに、歩いた人で、岩、石が削られているでしょうね。

Baldhead1010さん
その通りですね。慎重に、行くしかないですね。

ciscokidさん
ストックは、あると便利ですね。特に、下り、バランスを取りながら、下りるときに役立っています。

hrdさん
梯子を上るのは、それほど、難しくはないです。少し、怖いのは、梯子を登り切って、次の梯子に移ったり、鎖に移る瞬間ですね。
何も、つかまるものがないときがあります。
なんとか、工夫してゆくしかないのですが、何回かやっているとコツがわかります。
by テリー (2012-10-05 10:21) 

mimimomo

こんにちは^^
お天気がよかったことが何よりでしたね。一昨年登った時、ガイドさんが『山には人が登れるようにルートがつけてあるのですからその通り歩いてください』っと言われました。
そう言われると安心して歩けました。カメラマンの滑落事故覚えています。
結局バランスを崩すと危ないですよね。それと危険箇所より、そこを過ぎてから
ホッと気を抜くととんでもない事故に合うといいますね。
by mimimomo (2012-10-05 11:47) 

旅爺さん

流石に凄い岩山で、周りの山も木や草が生えてませんね。
山からの眺めや夕日が綺麗です。爺はロープウエーで上った所までなんです。
by 旅爺さん (2012-10-05 12:01) 

akanenosora

どのお写真も凄い!の連発です。
命をかけた登山ですね。
やはり睡眠導入剤は欠かせないようですね。

by akanenosora (2012-10-05 16:25) 

g_g

素晴らしい展望と夕日、達成感の後のビールうまいでしょうね!
by g_g (2012-10-05 18:26) 

テリー

mimimomoさん
短期が良くて、素晴らしい山行となりました。また、暑くもなく、寒くもなく、歩くのにも、歩きやすい状況でした。
荷物も11.6Kg といつもより、軽かったので、山登りを楽しみました。
このあたりの登山路は、下りは、要注意ですね。確かに、気を抜くのが危ないし、下りは、うっかりすると、正規のルートから外れやすいので、
そのまま、強引に行くと事故の素ですね。

旅爺さん
奥穂高の登りは、森林限界を超えていますので、木も草も生えていません。
すごい雰囲気の山が、好きですね。
旅爺さんが、乗られたロープウエーは、新穂高温泉から西穂高へのルートでしょうか。
上高地からのルートには、残念ながら、ロープウエーは、ありません。

akanenosora さん
今回は、夕食で、お茶を飲みすぎたのか、なかなか、寝付かれませんでした。次回は、お茶は、少し、控えたいと思います。
睡眠導入剤は、飲まなくて済むなら、飲まない方がいいのですがーー。
飲むと、最後の数時間ぐっすり眠りますので、かなり、違いますね。

by テリー (2012-10-05 18:47) 

いろは

こんばんは^^
素晴らしいお写真で、迫力ありますね♪
それにしても、お天気の良いこと!
ジャンダルム、岩の壁が聳えたっているよう...
夕日に染まる空が綺麗ですね〜♪ 感動しました!
by いろは (2012-10-05 19:55) 

テリー

g_gさん
歩いた後、そして、絶景を見ながらのビールは、おいしいですね。

いろはさん
こんなに、いい天気は、珍しいですね。
ジャンダルム、槍ヶ岳、奥穂高、北穂高、やはり、すごい山で、迫力ありました。
大満足の山行でした。
by テリー (2012-10-05 22:05) 

kuwachan

こんばんは。
人間がホントに小っちゃいですね~^^
山の大きさを改めて感じさせてくれます。迫力がありますね。
by kuwachan (2012-10-05 22:45) 

CARRERA

やっぱり槍より、穂高ですね♫

どうしても事故は起きてしまいますネ!

私が一昨年ザイテンを登った時も、数日後に孫を連れた祖父が落石で孫を
庇いながら滑落し、二人とも亡くなる痛ましい事故が起こりました。
by CARRERA (2012-10-06 00:28) 

silverag

写真、拝見しただけで
平衡感覚が・・・・ふらついてきました
by silverag (2012-10-06 00:33) 

たいへー

え~、ロッククライミングとは違うんですね? ^^;
by たいへー (2012-10-06 10:43) 

袋田の住職

感動の絶景ですね!眺望もよくて何よりでした♪
by 袋田の住職 (2012-10-06 11:24) 

響

登った人にしか見れない絶景ですね。
それと夕日のご褒美まであってすばらしいです。
ビールが350mlじゃなくて500mlなのもすばらしいです。

by (2012-10-06 19:02) 

koh925

50年ほど前に、槍ヶ岳から奥穂高まで縦走したことがあります
途中、かなり厳しい岩場を通った記憶がありますが
よky、思い出せません
当時は、山小屋に泊まるときには、米を2合持参しましたが、
今はどうなっているのでしょうか
by koh925 (2012-10-06 20:17) 

テリー

kuwachanさん
山に比べれば、人間は小さいですね。
奥穂高は、迫力ありますね。

CARRERAさん
一昨年、お孫さんを連れたお祖父さんの遭難事件は、聞きました。痛ましい事故ですね。
ザイテングラードで、落石というのは、一寸、自然現象か、人が、誤って、落としたのかよくわかりません。

silveragさん
そうですね。慣れるまで、平衡感覚に違和感がありますね。
ナイス&コメント、ありがとうございます。

たいへーさん
ロッククライミングでは、ないですね。これは、一般登山路の登りです。
ナイス&コメント、ありがとうございます。

袋田の住職さん
天気が良く、素晴らしい絶景でした。一生、忘れられないですね。

響さん
こんなに、天気に恵まれるとは、ラッキーでした。
今年は、赤岳では、豪雨、その後、雷雨と酷い目に会いましたが、この奥穂高登山は、今年のついていない登山を全て、忘れさせてくれるものでした。
ビールは、少し、自分にご褒美で、500ml にしました。


by テリー (2012-10-06 20:29) 

テリー

koh925さん
今は、山小屋に泊まるときに、米を持参することは、ありません。
40数年前も、穂高山荘をはじめ、北アルプスの山小屋でも、米持参をすることはありませんでした。ただ、そのとき、米をもってゆくと、その分、安くしてくれたように、思います。
今は、穂高山は、ヘリポートがあり、物資は、毎日、ヘリコプターで、輸送しています。
トイレも、環境適応型の清潔なトイレに変わっており、昔と比べると、様変わりですね。

by テリー (2012-10-06 20:39) 

OJJ

全くの好天に恵まれて良かったですね~私が奥穂に登った時は夕焼けはテリーさんのようにキレイでは無かったです。奥穂高頂上から見るジャンダルムにヘリが2機3機・・何が有ったのか正確には判りませんでしたが、レスキューが降りて・・
 そうだ、この時<岳>の撮影隊と3度も出くわしたのでした・・
by OJJ (2012-10-06 22:10) 

テリー

OJJさん
ジャンダルムで、ヘリコプターが2機、3機来て、レスキュー隊が降りたというのでしたら、事故があったのでしょうね。ジャンダルムは、山登りにとって、憧れのルートですから、
事故も、多いでしょうね。

『岳』の撮影隊と3度もあわれたのですか、すごいですね。
ナイス&コメントありがとうございます。


by テリー (2012-10-09 23:25) 

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